タクシー運転手の今後の将来性は?AIやライドシェアが広まっていくけどどうなるの!?

タクシー雑記

皆さんこんにちわ、としやんです。

世の中的には「AI」というのがどんどん普及してきていますね。

タクシー業界もこの春から例のライドシェアが動き出します。

「これでタクシー業界が崩壊する!」な~んて、メディアが我々タクシードライバーを煽るような記事も散見されるようになってきました。

 

これからタクシー運転手を目指そうと思っているんだけど、将来性はどうなんだろう?

と、少々心配になっている人もいるんじゃないでしょうか?

そこで今回は近い将来にタクシー運転手を脅かすであろう「AI(自動運転システム)」と

全国的に広がっていって定着しそうな「ライドシェア」の現時点での肌感覚で僕の思うところ、考えを本音を交えながらお話ししていきますので

どうぞ最後までお付き合い下さいませ。

 

AIを怖がっていたらタクシー運転手はおろか何もできない!!

AIというものの普及が目を見張るほどに速くなってきたと思いませんか?

これは脅しでもなんでもなく、世の中のありとあらゆる仕事が今後AIに置き換わっていくのはまず間違いないところだと思います。

僕が従事しているタクシー業界でもいずれは「AI(自動運転システム)」を取り入れていくものと思われます。

自動運転システムタクシー

ただし、一気にそれに変わるかと言えば、それにはやはり相当な時間が掛かるでしょう。

できるところからではないですかね?

例えば考えられるのが空港から近くのホテルへ。

東京都区内で言えば羽田空港から10分~15分圏内で行ける大田区内のホテルへの送迎とか。

これなら簡単にできそうですよね。

でも、東京都心で自動運転システムを採用したタクシーが走るかとイメージしてみると

実際にやっているドライバー目線からは相当困難になるのではないかと想像します。

 

例えば信号一つとって考えてみても現状では難しいでしょう。

少し大きな交差点でしたら赤信号になった瞬間に右折の矢印がでるところが多いですが、それがないところもありますよね

矢印が出るところであればAIが安全を判断して右折をしますが、じゃ、それが無いところはAIがどうやって判断するのか?

 

それと東京都心は時期に拘わらずあちこちで工事をしてますよね

その工事において至る所で「片側交互通行」なんてやって渋滞を引き起こしています。

棒を振って交通誘導をしている警備員の動作を的確にAIが判断できるんですかね~?

こういう細かいことを考えていたら、ほんとに東京都心に自動運転システムを採用したタクシーが走る日が来るんだろうか?とも思います。

 

後、考えられるのは乗客側の満足度ですね。

この世に自動運転システムを採用したタクシーしか無ければ仕方なしにそちらに乗るんでしょうが、お客というのはとかく我儘です。

「急いで行って!」「最短最速で!」「買い物するからそこのセブンイレブンでちょっと待ってて!」「混んでるから裏道を使ってよ!」「一つ先の信号でUターンして!」「あと一人乗ってくるから次の交差点のところで停めて待って」等々、幾らでもこんなのがあります

AIがこれらお客の要望や我儘に答えると思いますか?

一切通用しなくなるんじゃないでしょうか?

基本、ナビゲーションというのは「裏道」とかって余程精巧な物でない限りは出てこないし

目的地の住所のところに車を停めるとなると遠回りしちゃうケースもしばしばあります

それと、夜間(深夜帯)に乗ってくるお客は酒に酔って寝てしまう人なんていうのもざらにあります。

例えば、目的地についてお客が寝ていれば、少し大きな声を出して「お客さん着きましたよ、起きてくださ~い」って声掛けしたりします。

それで起きるお客ならまだいいんですが、中にはこれでもか~ってぐらい起きないお客もいます

そういう時は仕方なしに交番に駆け寄っておまわりにお客を起こしてもらうように頼んで一件落着したりします

こんなことAIにできますか?

もちろんできないですよね!!

お客側はそれで本当にいいんですかね?

こうやって考えていくと、様々な問題点をクリアにしていかねば自動運転システムタクシーはほぼ無理に近いという気もしてるんですが、いかがなものでしょうか?

いずれにしましても、これからはAIは仕事だけでなく、私たちの生活にもかなり浸透していくことは確実です

AIを恐れていても仕方ないので、AIと共生していく社会の中で自分はどのように実力を発揮していけるのか?

個人個人の考え方や捉え方、生き残って行ける術を模索していく必要が出てきた時代になってきましたね

 

ライドシェアが普及しだらタクシー運転手にどのような影響が?

僕はというよりも、ほとんどのタクシー運転手が基本、ライドシェアの導入というのは反対していました。

しかし、ライドシェアが国家的戦略みたいなモノになってしまいましたから最早いたしかたありません。

こうなった以上は僕たち運転手もその流れに応じて共生していくしかないんだなと現在は思っています。

このライドシェア、4月から暫定的に東京都心でも稼働させていくのが決定しております。

じゃ、これが導入されたらタクシー運転手はどうなるのか?

正直言って、少なからずタクシーへのお客は減ることには違いありません

最初はこのライドシェアのイメージを悪くさせないためにも

それなりの人材を投入してこの導入には力を入れていくのではないでしょうか?

それなりの人材って?

それは元タクシー運転手だったり、送迎の仕事というのに慣れた人材を確保するでしょうね

何事も最初が肝心ですから、いかにイメージを悪くさせないようにするためには

車を持っていたとしても、幾ら研修をすると言っても、まったくの送迎未経験者を果たして使うかどうかは疑問に思います。

現時点でわかっていることは朝の通勤ラッシュ時の、タクシーが一番拾い難い時間帯にライドシェアが稼働をするということ

運転手側の取り分というのは営業収入に対して7割の戻しがあるそうです。

朝の時間帯、6時から10時あたりまでの4時間を自分の車を用いて仕事をしたとします。

その4時間の間に20000円の営業収入があった場合はその7割ですから14000円。

その14000円からガソリン代を差っ引いた金額が運転手の手取り収入となるという具合いです。

時給に換算すると約3300円ぐらい?

まぁ普通に考えれば悪くない数字だと言えますね。

これはあくまでも全てがスムーズにいった時のお話しです。

人間ですから、何事も全てスムーズにはなかなかいかないもんなんですよ。

事故を起こす、違反をしてしまう、客からのクレームが出る、自分の車をぶつけた、時間通りに客が来ない、キャンセルされる

等々、そういうことが必ず起こってしまうものなのです

そういう総体的なことを考えて、一般の未経験者が稼働をするようになった時に果たして彼らがどのように感じるのか?

まぁ、僕らタクシー運転手は高みの見物とでもさせてもらっておきましょうかね。

 

ま と め

いかがでしたでしょうか?

これからのタクシー業界におけるAIの浸透具合いと、春から始まるライドシェアに関して僕の本音トークも交えながら色々とお話しをしてきました。

技術の進歩や社会の変化によって新しいサービスが生まれ、既存の仕事に影響が出るのは避けられないことかもしれません。

そんな中で、どのように自分が適応して生き残っていくのか問われる時代になってしまいましたね。

ライドシェア、これからの動向を注視したいと思っている所存です

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

 

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コメント

  1. 北国にすんでるので、タクシーにかかわらず自動運転で雪道走るのは大丈夫なんだろうかとつくづく思います、思わないスリップしたり、タイヤがロックしたときは、どう対処できるんでしょうか

    • としやん としやん より:

      コメントありがとうございます。
      基本、雪が降った時などはタクシーの場合はスタッドレスタイヤを履いて営業をしていますが
      自動運転になった未来にはどうなるんでしょうかね?
      恐らく、まだそこまで考えていないのではなかろうか?とも思います。
      雪道を自動で走らせるなんて想像しただけでも危険極まりないと思っています

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