皆さんこんにちわ、としやんです。
僕がその昔、タクシー運転手を志した時にやはりというか最初に考えたことは『給料』のことでした。
まして未経験からタクシー運転手になろうと思われる大半の方はそこのところが気になって仕方ないと思います
ですから、今これをご覧の貴方だって恐らくこうじゃないでしょうか?
タクシー運転手ってぶっちゃけ手取りにしたら幾らぐらい稼げるんだろう?
どこの就職、転職情報誌を見ても「月収40万だの50万だの可能!」って書いてるけど本当なの?
で、早速結論から申し上げますと、それは真実です。
更に、それ以上稼いでいる人もゴロゴロいます。
しかし反対に、稼げない、稼がない人もいます(笑)
タクシー会社によって給与形態が様々なので一概には言えませんが
タクシー運転手を目指してみようかなとお考えの貴方に少しでもわかって頂けるようにこれからざっくばらんにお話ししていきますので
どうぞ、最後までお付き合い下さいね。
タクシー運転手への転職をお考えの方はこちらの記事もご覧くださいね。
どうすれば失敗しないか?そのための転職方法について書いています。
⇒タクシー運転手への転職をお考えの方に!未経験者が失敗しない方法とは?
タクシー会社の給与体系(給料の仕組み)とはどんな感じ?
まず貴方にわかっていて欲しいということは、タクシー会社によって賃金体系が異なるということです。
ただ、ココでそれを全部お話しするとややこしくなってしまいますし、わかりやすいようにお伝えするならば
「2種類」あると思っておいて下さい。
●基本給+歩合 他年二回のボーナス
●完全歩合制
基本、上段は大手のタクシー会社(日本交通、km、帝都、大和)の賃金体系で、下段は僕が今所属しているような中堅のタクシー会社です
パッとこれだけを見れば誰でも上段の方が良いなぁと思ってしまいますよね
ところがどっこい、大手のタクシー会社は大手のタクシー会社なりの厳しさというモノがあります。
それに耐えきれず、大手から中堅へ移るタクシー運転手が後を絶ちません。
それもココで説明しますと長くなってしまいますので興味のある方はコチラをお読みくださいね
基本、この記事内では僕が貰っている給与体系(完全歩合制)の方でお話しさせて頂きますね。
タクシー運転手というのは1日に幾らぐらいの売り上げを上げるもの?
タクシー運転手というものは勤務体系も何種類かに別れています。
日勤(朝から夕方まで勤務)、夜勤(夕方から深夜までの勤務)、そして「隔日勤務」です。
ココでもわかりやすいように僕がやっている「隔日勤務」を元にお話しを進めていきますね
「隔日勤務」はどこのタクシー会社でも基本、月間で『12日勤務』と決まっております。
例えば月曜日に出勤したら次の火曜日はお休み(別名;明け番と呼ばれます)、水曜日がまた勤務で木曜日がお休み。
このように1日ごとの勤務を「隔日勤務」と言います。
その間に「公休日」というのが月によって変動がありますが、6日とか7日組まれます。
そして、タクシー運転手はそれらの勤務日に約20時間乗務するわけです(運転手によって出庫時間、帰庫時間はマチマチです)。
この「約20時間」の間に売り上げというのを上げていくのですが
これも運転手によって様々で、売り上げをあげる者もいれば適当にこなす者もいるので何とも言えませんし、また乗務する日が平日か休日かでも違ってきます。
例えば、僕の場合でお話ししますと、僕はいつも朝の9時前後に出社して、戻りはだいたい深夜の3時前後。
平日の月曜日~木曜日、日曜日は売上目標を約6万円~6,5万円、金曜日や土曜日を7万円~8万円に定めてやっています。
そうすると月間の給料がどれだけになるかといえばこうなります
いかがでしょうか?
決してタクシー会社が出している求人広告には偽りがないということをわかって頂けますでしょうか。
ただ、この数字は決して高いとも思えませんし、逆に安いとも思えないのが自分が思うところでもあります。
まぁ、中間層と言ったところでしょうか。
ですので、貴方の頑張り次第によっては見て頂いた数字以上に稼ぐことは全然可能でもありますよ。
ですが、稼げば稼いだだけ搾取されるお金が跳ね上がるのが玉に瑕ですがね(笑)
タクシー運転手として手取り40万円を稼ぐには?
上記の僕の給与明細をご覧になって、あっ、なるほど、手取りで40万円稼げるのもほんとなんだなとわかってもらえたと思います。
ただし、これは年間を通してのコンスタントの数字ではありません。
月によっては忙しい月とそうでない月に別れます。
忙しいのは人が動く春先や、糞暑い真夏、そして12月。
逆に寒い時期というのはあまり人が動かないのでそういう時は少し暇になりますね。
手取りで40万円という数字を稼ごうと思えば額面(税込み)にすると約48万円ぐらいです。
じゃ、約48万円という額面にするためには1日に平均してどれぐらいの売り上げを上げねばならないか?という風に逆算していくわけです。
月の乗務日数が12日、そしてタクシー運転手は売上に対して『6割』の報酬が貰えることになっています。
ということは月間で約80万円の数字をあげる必要が出てきます。
80万円というと、1日平均の売り上げが約6.6万円ということになりますね。
ただ、これも曜日によって忙しい曜日と暇な曜日があるので、僕みたいに月曜日~木曜日、日曜日は6.5万円を目標に、金曜日と土曜日は7~8万円を目標にという感じでやれば達成できる可能性が高まるという訳です。
ですが、これは未経験からタクシー運転手として働き始めて即こういう数字が出せるかと問われれば
それはやはり難しいと思っておいた方が賢明ですね。
タクシーはただがむしゃらに仕事をすれば稼げるというものでもありません。
そこには綿密とは言わないまでも、ある程度の「戦略」が必要になってくるんです。
朝から昼近くまではこの地域で営業しようとか、昼間から夕方の人が動くまではこの辺りで仕事しようとか、夜から深夜にかけてはココで狙い撃ちするとか運転手によって考えながらやっているんです
このコツを掴むまでは人それぞれ時間というのが掛かるというのは頭に入れておいた方がよろしいかもですね
タクシー運転手はお金だけでない!まずは手取り30万円を目指そう!!
僕はタクシー運転手歴が約15年になります。
この中で得たこと、そしてこれからタクシー運転手になろうと思っていらっしゃる方に声を大にして言いたいことがあります。
タクシー運転手は『金』が全てじゃない!!
確かに人間誰しも金は欲しいです。
タクシー運転手をやるからには一円でも多く稼ぎたいと思うモノです
僕だって以前はとにかく売り上げを上げよう、上げようとがっついて仕事をしていたもんです。
ですが、金だけしか考えていないと必ず「しっぺ返し」を喰らうもんなんですよ
いや~、世の中うまく出来ているなぁとほんと思います。
売り上げをなんとか上げようとするとついつい焦って違反や事故をしてしまう
ガツガツやっていると今度は身体に支障をきたしてしまう
こうなってしまうとせっかく稼いだお金も意味がなくなってしまうんですね。
ですので、僕はよく後輩とかにもこのことを話します。
お金だけじゃなく、事故や違反のリスク、健康上のリスクも考えながら仕事しろよ!と。
ですから、これからタクシー運転手をやろうと思っている人に伝えたいのは
まずお金の方は手取りで30万円ぐらいになるように頑張りなさいと。
手取りで30万円ならば、ちょっと慣れれば普通に仕事していれば割と容易に達成できる数字だと思いますよ。
休みが月間に18日~19日あって、そして手取りで30万円って悪いですか?
他の業界へ行ったなら、なかなかココまでの待遇にはありつけないと思いますがいかがなもんでしょうか?
ま と め
いかがでしたでしょうか?
タクシー運転手になって『手取りで40万円』という数字を現実にどう稼いでいけば良いのかというイメージは多少なりとも付いたのではないかと思います。
これだけのお金を手取りとしてもらい、そして休日も普通のサラリーマンの倍以上ありますから
貴方が思い描いていた生活というのをするのもタクシー運転手なら可能に近いと思います。
ココでは詳しくは書きませんでしたが休日だって好きなように取れるのもタクシー運転手の魅力でもあります。
ただ、再三申し上げているようにこの仕事に無理は禁物です。
無理をすると必ず「しっぺ返し」を喰らいますからそれだけは頭に入れておいて下さいね
今までお伝えしてきたようなリスクがわかった上で真剣にタクシー会社へ就職、転職をしてみよう
タクシー運転手になろうと思われる方ならぜひコチラもお読み下さいね
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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